こんにちは、くろね(@kurone82606706)です。
超大型の台風21号が吹き荒れる中、第48回衆議院選挙が終わりました。
最終的に、幸福実現党は誰一人として国会議員を出すには至りませんでした。
私は、この結果はやはり残念だと思うのと同時に、「仕方ないかな」とも考えています。
「幸福実現党から国会議員の当選者が出ないのは仕方ない」と私が考える理由は、以下の3点です。
- 幸福実現党の活動がマスコミ・ネットでほとんど取り上げられない
- 幸福実現党は「国防」を主な論点として選挙活動を行っていたが、多くの有権者には理解してもらえない
- 幸福実現党のバックに「幸福の科学」という宗教団体が存在している
今回は、以上3点について順番に考察していきます。
Contents
1.幸福実現党の活動がマスコミ・ネットでほとんど取り上げられない
まず、1について、テレビ・新聞やネットでは、幸福実現党の政党名さえ紹介されないことが多々ありました。
ヤフージャパンの「みんなの政治」というカテゴリーでも、幸福実現党は存在しない扱いです。
私は、ヤフーというポータルサイトにさえ政治的偏向があることに落胆しました。
「幸福実現党は公職選挙法などに規定する政党要件を満たしていないから載せない」のが理由かもしれませんが、「存在しない扱い」をするのは行き過ぎです。
このような扱いをすると、新しい政党は育ちません。
2.幸福実現党は「国防」を主な論点として選挙活動を行っていたが、多くの有権者には理解してもらえない
次に、幸福実現党は中国や北朝鮮の脅威から国を守ることを強く主張していますが、多くの日本人にとってこれらの問題は「対岸の火事」。
ほとんどの方は、日本が本当に危機的状況にあるとは考えていません。
政策として求めるものは、「国防よりも景気対策」という人は多いのではないでしょうか。
なお、幸福実現党は「消費税・法人税などの減税」という政策も掲げていますが、1の問題もあり理解はまだ不十分です。
ただし、幸福実現党の政策は立派なため、いずれ正当な評価がされるだろうと信じています。
3.幸福実現党のバックに「幸福の科学」という宗教団体が存在している
最後に、『幸福実現党総裁のバックに「幸福の科学」という宗教団体が存在している』点は、一番大きなネックかもしれません。
ちなみに、公明党という政党も「創価学会」という宗教団体をバックにしていますが、政治家は多数輩出しています。
この違いは、創価学会はあまり宗教色を表に出していない点も影響していると考えられます。
創価学会と違い、幸福の科学は強い宗教色を出している団体です。(宗教なので、当たり前ですが)
一例を挙げると、幸福の科学は以下のような主張をしています。
- 大川隆法氏の魂の本体は、仏陀やイエス・キリストを過去に指導していた神エル・カンターレである。
- 大川隆法氏は、天皇陛下やドナルド・トランプなどの守護霊の言葉(霊言)を降ろすことができる。
このような主張は、無宗教の人が多い日本では容易に受け入れられません。
守護霊や神と聞いて、幸福の科学を「やばい」「怪しい」「カルト」と考えている人も多いと思われます。
実際に、「神様」を信じなくても普通に生活できるのが今の日本です。
生活が豊かなので、「宗教って何のためにあるの?」と思う人も多いのではないでしょうか。
宗教に理解がない状況では、宗教色を出している団体や政党は敬遠されます。
そのため、大川隆法氏が霊言を出せば出すほど、幸福実現党は偏見のまなざしで見られるという悪循環が起こります。
宗教に偏見のある人は、大川隆法氏がいくら鋭い政治的発言をしても耳を貸そうとしません。
この問題は以下のサイトでも取り上げられています。
さいごに
以上が、私が考える「幸福実現党から国会議員の当選者が出ない3つの理由」です。
これら3点のうち1つでも風穴が開けば流れは変わると思うのですが、簡単ではないでしょう。
ちなみに、幸福実現党では、公明党と同じように「電話」で投票のお願いをしているようですが、私はこれには反対です。
このような押し売りの方法は、竹槍で戦闘機と戦おうとしているのと変わりません。
もっと抜本的な、智慧を使った方法で戦ってほしいです。
なお、幸福実現党の国会議員はいませんが、地方議員であれば、幸福実現党の公認は10人弱います。
今後、彼らが実績を積んでくれることを願っています。
幸福実現党公式サイト:幸福実現党地方議員